UV
uv_atumori2017.6.20
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盛り上げとつや出しの定番加工

 UV厚盛りニスとは、シルク印刷の目の粗い版を使用して、分厚く印刷した透明ニスにUV(紫外線)を照射して一瞬で硬化・定着させる技法です。強い光沢とフラットな盛り上がりで、シャープで近未来的なイメージを演出します。PPフィルムのようなプラスチック系素材にも加工可能で、本の表紙などでよく見かける加工です。盛り上げを低く抑えて、つや出しのみの効果を出すことも可能で、耐摩耗性による印刷面の保護の効果も付与されます。

 バーコ加工に似た仕上がりですが、シルク印刷のため、大型、大ロットの盛り上げ加工に適しています。UV厚盛りニスはベタ面がフラットなのに対して、バーコ は凸凹が生じます。またUV厚盛りニスは細かい部分の盛り上がりが低くなるのに対して、バーコ ははみだしがちになります。

>> UV厚盛りのサンプル請求、ご相談はこちら

 

 

光沢と質感、立体感のコントラスト

このサンプルは、赤地の上にUV厚盛り印刷の紋様を施し、地の部分とUV厚盛りした部分の色と光沢のコントラストを強調したものです。UV厚盛りには「エッジが盛り上がる」という技法上の特性があります。そこで、地紋を残し、あえて他を盛り上げないことで輪郭を強調し、UV厚盛りニスだけでは表現できない手触りの面白さや、光の反射による視覚上のアクセントも計算を表現しました。また、厚盛部分の高さがあるため、全面にUV厚盛印刷を施したのと同様のコスレの強さが期待できます。


名刺やプライスカードなどの裏面、あるいは結婚式などの式典に用いるネームカードの文字部分など、さまざまな部分にお使いいただけます。また、厚盛り部分に重ねての文字印刷も可能となっており、プライスカードの価格部分など、特に強調したい文字を際立たせることもできます。

UV厚盛

 

ダブルトーンでシックな味わいを

UVインクは光を吸収するため、無色のインクでUV厚盛りニス加工を施した場合も、紙の地色よりも濃い色が表現され、インクのダブルトーンと同様の効果が得られます。


光のあたる角度によってエッジがキラッと光り、またUV厚盛部分に独特の凹凸を表現することで、波ガラスのような光沢の揺らぎを表現することもできます。


ワンポイントロゴに存在感を与えたい名刺、立体的な地紋を使った結婚式の招待状・礼状など、UV厚盛り印刷ならではの演出をぜひご活用ください。


なお、「UV厚盛印刷は価格面がネック」とご心配の方は、仮見積のご相談などもお気軽にお声がけください。

UV厚盛

 

 

UV厚盛印刷の特徴と効果的な使い方

 

サンプル画像でおわかりの通り、UV厚盛りという技法にはさまざまな可能性があります。
UV厚盛印刷の特徴としては、上記でご紹介した通り、

 

  • 耐摩耗性に優れ、キズがつきにくい
  • 広い面積に塗布するUV厚盛りニス加工では、透明感の高い均一な光沢面/波ガラスのような艶のある凹凸面/が選択できる
  • 用紙と同色または透明のインクを使うと落ち着いたシックな色が表現できる
  • エッジ部分にアクセントをつけることで、光のあたり方で紋様の輪郭を効果的に光らせることが可能
  • 指ざわりの面白さ

 

などが挙げられます。また、それ以外のUV厚盛印刷のメリットとして、

 

  • PP、PET、アルミ蒸着紙などの非吸収性素材への印刷も可能
  • PP加工に匹敵する高い光沢度
  • 耐水性や耐薬品性も高く、一定期間直射日光にさらされても退色しにくい

 

といった数々の長所があります。このため高級カタログ/パンフレット、結婚式の招待状など高級印刷物全般に適していますが、発色と色再現性、立体性が高いことから、絵画(特に油絵など立体的な絵画)や写真など、美術印刷への採用もぜひご検討ください。

 

なお、手触りの面白さというメリットは、名刺や価格表など「相手が手にとって読む印刷物で、内容を強く印象づけたい場合」に非常に有効です。

スマートフォンやタブレットが全盛の現代だからこそ、「触覚」や「質感」といった、印刷物ならではの「ヒューマン・インターフェース」が有効なはず。UV厚盛印刷は、クリエイターはもちろん、マーケターにもご注目いただきたい印刷技法です。
ただし、印刷会社の選定にあたっては、「ただUV厚盛印刷ができれば良い」というわけではなく、他の印刷技法との組み合わせ、素材の選定、デザインや演出上のアドバイスといった提案力を持つ印刷会社を選ぶことが重要です。
河内屋(カワチヤ・プリント)は、“印刷コンシュルジュ”として、多くのクリエイターやマーケターの皆様のお手伝いをさせていただいています。

 

 

UV厚盛印刷の注意点

 

  • 一般に、UV印刷は「ブラックがややグレーっぽくなる」と言われています。これは、UVインクを厚盛りする際、BLインクの濃度を上げすぎると硬化が不十分になってしまうからです。また、UV厚塗りニスは完全な無色透明ではなく、わずかに乳白色がかっているため、クリアなブラックが表現しにくいと言われています。このためスミ文字にインパクトが求められる名刺印刷などでは敬遠されることがありました。しかし、河内屋(カワチヤ・プリント)のUV厚盛り印刷では、ブラックの発色についても十分な濃さ・強さ・深さを確保しています。また、「黒文字により一層のインパクトや主張を持たせたい」という場合は、「UV厚盛印刷+活版印刷」など、他の印刷技術との組み合わせによるご提案も可能です。そのため結婚式など華やかな場にも使えるような印刷物にも向いています。価格・詳細についてはお気軽にお問い合わせください。
  • UV厚盛りは、用紙そのものに凹凸がある紙、コシのない薄い紙などには適していません。また、両面加工はできません。片面のみの加工となります。
  • UV印刷には樹脂インクを使用しています。このため、折り加工では折り目に罫割れが生じる可能性があります。折り目部分の印刷を避ける・罫割れの目立たない色を選ぶなどのデザイン上の対応をご検討ください。

 

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