正統派ハードカバー製本

 

 上製本とはいわゆるハードカバーのことで、新刊の単行本などに使われます。表紙の芯材に印刷用紙やクロスを貼り付けて、耐久性、重厚感、高級感を高めます。本文は糸かがり製本で作成されるのが一般的です。複数ページを折り重ねて、背の部分を糸で縫い合わせ、それをさらに糸で連結していきます。厚手の紙でも加工でき、強度が高く、目いっぱい開くことができるので、アートブックにもよく使われます。手間とコストのかかる製本方法ですが、記念誌や自主出版本など、思い入れのある1冊にお勧めいたします。

 糸かがりの糸目が見えるように、背を隠さない仕様をコデックス装といいます。また、2つに折った本文の真ん中をミシンで綴じる、ノートなどに使われる製本方法を中ミシン製本といいます。こちらもあえて背を隠さず、糸を見せることによって本の個性を際立たせることができます。

 

上製製本サンプル

 

版画集

版画集です。厚手の紙を使うことで分厚くなってしまった書物にも最適な加工法です。自叙伝や画集、写真集などの自費出版本にも向いています。

B変形判 カバー 用紙アカシヤ103kg
表紙 用紙:エキストラブラック100kg
扉 用紙アカシヤ103kg
本文160p 用紙:B7 86kg
スパーブラック印刷
糸かがり上製本 350部作成

 

 

 

絵本

長期保存に適し、見栄えがよいのも上製製本の特徴です。歌集(短歌集)・句集(俳句集)・卒業記念誌などにもご利用ください。

 

A4判変形 表紙 印刷表紙くるみ製本
扉 用紙 タント100kg
本文 ユーライト76.5kg
オールモノクロ印刷
糸かがり製本 300部作成

 

 

上製製本の特徴と効果的な使い方

 

書籍の高級感・重厚感を演出

上製製本は、本の本体を糸で綴じた上に厚手の表紙をかぶせた製本方式です。丈夫さや実用性の高さではPUR製本に軍配が上がりますが、本の風格としては上製製本の方が上で、見るからに高級感があります。このため、上製製本は自費出版や同人誌、卒業記念誌など、後々まで大切に保存したい本に用いられることが多い製本方式となっています。

 

装丁に凝りたい上製製本

上製製本は本の本体を表紙が覆うスタイルのため、表紙の用紙選びや装丁(表紙・カバーなどのデザイン)に凝りやすいという特徴があります。また背の部分も丸山・角山・角背など形を選ぶことができ、箔押し・表面艶出しなどの特殊加工も組み合わせて本づくりの醍醐味を感じていただけるでしょう。このような上製製本をおすすめしたいのは、会社の社史、会社経営者や組織の代表者の自伝など、本の内容にふさわしい重厚感や風格を本の外見にも演出したい書籍です。

 

実用性に優れた糸かがり製本

糸かがり製本で作られた本は、開きたいページがのどまでしっかり開き、手を離しても勝手に本が閉じないというメリットがあります。参考文献として開きっぱなしにすることが多い書籍に便利ですし、またそのような使い方をしても本が傷みにくいというメリットがあります。

 

 

上製本・糸かがりの注意点

 

  • コート紙・アート紙(インクを吸いにくい紙である)でスミベタがある場合、折または丁合の段階で色落ちが生じることがあります。
  • 糸綴りの場合、のどまで印刷があると糸目の穴から接着剤が浸透して紙がくっついてしまうことがあります。
  • 価格・料金につきましては個別にお見積りさせていただきますので、まずはご相談下さい。
  • 糸かがりする折り紙の枚数は2枚以上(8ページ、12、16、32ページ)が1台のとじの基本です。

 

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