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温かみを伝える活版印刷

 

判子のような凸版にインクをつけ、紙に押しあてる。印刷の原点である活版印刷は、技術の進歩によって他の印刷技法に取って代わられていきましたが、版を押し付けることによって生じるへこみや、転写の際のインキのムラなどが、手作りの温かみを伝える味わいとして再評価されるようになりました。版画のような物質感が読み手に深い印象を与えます。

 近年の活版印刷は、デジタルデータから直接凸版を作成することで、従来の活字では不可能だった自由なデザインを表現可能にしました。文字のみでなく図形やイラストを加えた活版印刷は、新しい時代の表現といえるでしょう。

 

 

*凸版は再利用可能ですが、保管期限は最終使用より2年間になります。

ご希望の場合はお送りさせていただきます。(発送代別途)

 

活版印刷サンプル

 

活版印刷

活版印刷の魅力はそのへこみにあり。昔はへこみは敬遠されていましたが、稀少になった現在では手触りの魅力として支持されています。へこみを強調するには紙のチョイスが重要です。嵩高なハーフエアはその用途にぴったりでお勧めいたします。

 

用紙:ハーフウェアー コットン180kg

活版3色 強圧印刷

活版名刺の魅力と作成の流れ

活版印刷特Aクション紙は、活版印刷、箔押し、空押し、浮き出し加工に最適で、自然でやわらかな風合いがあります。コットンペーパーに金箔押し加工とスミ文字は活版印刷のデボス加工を使用しています。

 

用紙:特Aクション0.6ミリ

活版4色 強圧印刷

 

 



 

結婚式の招待状

風合いのあるコットンペーパーに活版印刷のデボス加工です。

活版印刷

クレーンレトラはコットン100%配合の用紙です。自然でやわらかな風合いがあります

 

お客様の声

 

用紙:クレーンレトラ スノーホワイト 199㎏
活版印刷1色

活版印刷


コットンペーパーに活版印刷には細かい線画は適しています.

 

卓上カレンダー

活版印刷

活版卓上カレンダー

平成28年度 日本グラフィックサービス工業会 厚生労働大臣賞受賞。

クッション紙でデボスを強調したり、凹み具合に変化をつけて紙の柔らかさを表現することもできます。版の圧力によって自然に生まれる立体感にはエンボス加工などとは異なった自然な風合いがあり、印刷物にプレミア感が備わります。

表紙:GAファイル310kg 箔押し印刷
本文:特Aクション紙 0.6ミリ 活版印刷

 

ポストカード

活版印刷

活版印刷は紙との組み合わせでさまざまな表情を表現することができます。あえてミスマッチな組み合わせにチャレンジしてみませんか?LKカラーに印刷してみたら不思議な感覚の名刺ができました。選択肢は無限大です!

 

 

用紙:LKカラー レッド 180kg

活版1色 強圧印刷

商品タグ

活版印刷

 

 

 

 

古い牛乳瓶の蓋をイメージしたタグをご発注いただきました。レトロな風合いを出すことでしたらお手の物。2色印刷の見当精度もバッチリです。

 

用紙:GAファイルホワイト 450kg
加工内容が入ります 100部 税込0000円

 

インビテーションカード

活版印刷

 

 

 

 

活版印刷は分厚い紙でも大丈夫です。その中でも特Aクッション1mm厚はコースターにぴったりです。思い切り押しをきかせるとへこみが半端なく気持ち良い。DMに限らずコースターなどにもお勧めいたします。

 

用紙:河内屋オリジナル特漉和紙
活版1色 強圧印刷

 

活版印刷のことなら河内屋へご相談ください

Tel 03-3431-3339
Fax 03-5401-3402
住所: 東京都港区新橋5-31-7 MAP

活版印刷の魅力 〜印刷に「顔」があった頃〜

 

活版印刷

 

活版印刷は、長らく印刷の主流でした。DTPやオンデマンド印刷が全盛の現代でも、変わらぬ存在感で印刷界に君臨しています。
たとえば結婚式を例に挙げましょう。
招待状、席次表、席札、ウェディングカード、ウェルカムボード、メッセージカード……どれひとつとして、ありきたりで良いものはありません。送り手の「顔」が見えるような、個性的で味わい深い印刷物をつくりたい。そう考える方が数多くいらっしゃいます。

 

現在の印刷技術は非常に高度化されています。しかし個性や味わいといった人間的な感覚に訴えるには、人の手のぬくもりを伝える活版印刷に勝るものはありません。
近年、こうした活版印刷の魅力は世界的に再評価され、名刺、メニュー表、ポストカード、クリスマスカードなどに使われる機会が増えてきています。

 

創造なくして技術なし

2000年台の終わり頃、サンフランシスコやニューヨークでレタープレス(活版印刷)ブームが発生しました。デザイナーがアトリエに活版印刷機を持ち込み、レトロテイストのギフトカード、名刺、プライスカードなどを制作するのが大流行したのです。そして「レタープレス・デザイナー」は確立した職業として認められるようになりました。

 

しかし、私たち印刷会社にとって「活版印刷ができる」というだけでは差別化ははかれません。活版印刷はすでに確立された技術です。その限界を越え、新たな活版印刷の魅力を創造してこそ私たちの存在理由があります。
創造なくして技術なし。だからこそ、私たちは「印刷のクリエイター集団」であることに強くこだわり続けています。

 

現代の活版印刷 〜技法を重ねて新たな可能性を〜

 

活版印刷

 

原理上、活版印刷はオフセット印刷のような微妙な色調表現には適していません。そこで私たちは「オフセット印刷と活版印刷を組み合わせ、双方の長所を活かすことで、従来の印刷よりも表現域を広げることはできないか?」と考えました。写真のサンプルはその一例です。

 

活版印刷の特徴と効果的な使い方

 

「文字の力強さと存在感が魅力」

活版印刷は「版に一定の圧力をかけ続けることが難しい・大量に印刷すると版が摩耗する」などの生産性の問題でオフセット印刷に主役の座を譲りました。しかし印刷そのものの美しさや質感の良さなど、活版印刷ならではの長所は数多くあります。

 

「プレミア感のある印刷物に最適」

活版印刷は紙にインクを凸版で押しあてるため、文字の周囲にインクがわずかに盛り上がり、文字が力強くエッジが際立つという特徴があります。これは特に文字の存在感を主張したいときに有効で、名刺のクオリティにこだわりを持つ方からは、いまだに「名刺は活版印刷で」と指定される場合が少なくありません。

 

また、活版を紙に押し当てる際の圧力の加減によって文字に凹みをつけること(デボス加工)も可能です。合紙加工で紙の厚みを増してデボスを強調したり、凹み具合に変化をつけて紙の柔らかさを表現することもできます。版の圧力によって自然に生まれる立体感にはエンボス加工などとは異なった自然な風合いがあり、印刷物にプレミア感が備わります。

 

活版印刷の注意点

  • 活版印刷は凸版を紙に押し付けるため、あまり細かい絵柄だと凸版で再現することが難しく、また印刷時にやや太ることによりつぶれやすくなります。
  • 強く圧力をかけることにより画像部分をへこませることができますが、裏面にも影響が出てしまいます。
  • サイズはB4サイズまでになります。
  • 価格・料金につきましては個別にお見積りさせていただきますので、まずはご相談下さい。

 

活版印刷のことなら河内屋へご相談ください

Tel 03-3431-3339
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活版印刷の基礎知識

 

活版印刷
河内屋が担当した「印刷美術大全」の印刷物。奥行きのある夕暮れの風景

 

「印刷」という言葉は、かつては活版印刷を意味していました。世界で初めて印刷を発明したといわれる古代中国の印刷技術も、グーテンベルクの近代式印刷技術も活版印刷であり、活版印刷はオフセット印刷などが普及するまで長らく印刷技術の主流であり続けました。

 

今日でも、活版印刷はその独特な魅力から多くのファンを持ち、また技術の進歩から従来では不可能だった印刷表現を可能としています。

 

ここでは、活版印刷に関する基礎的な知識や活版印刷の魅力、そして近年の活版印刷のトレンドや最新の活版印刷技術についての概略を紹介します。

 

1章 活版印刷の基礎技術

 

活版印刷

 

 

1. 活版印刷の原理

 

活版印刷の原理は「はんこ」とよく似ています。 版にインキを塗り、紙に押し当てると凸部に付着したインキが紙に転写されます。これは「凸版印刷」と呼ばれる印刷原理を利用したもので、凸版印刷技術のうち、文字や図柄などが刻印された「活字」を組み合わせて行う凸版印刷のことを「活字版印刷技術」と呼び分け、これが省略されて「活版印刷(Typography)」と呼ばれるようになりました。

 

伝統的な活版印刷では、漢字・ひらがな・カタカナ・アルファベットなどの文字や記号が刻印された金属製の活字をひとつひとつピックアップ(この作業を文選といいます)し、紙面のスペースにあわせた「版」を組んでいきます。その後、組み上げた版を印刷機にセットし、版にインキをつけ、均質な印圧で紙に印刷を行います。(なお、組み上げた版から紙型をとり、これを鉛板に移してから鉛板で印刷するという技法もあります)

 

印刷の際に版につけるインキの量や印圧を調整することで、活版印刷ならではの微妙な印刷表現のニュアンスを生み出すが可能になるのです。

 

なお、活版印刷を行うためにはひらがな・かたかな・アルファベット・記号類のほか数千もの漢字の活字が必要で、さらに文字ごとにさまざまなサイズの活字が必要とされます。このため、活版印刷を行う印刷会社では数万という単位の膨大な活字が必要とされます。

 

また、これらの活字を正確に組み合わせてすばやく文選を行うためには専門的な能力が要求され、原稿を見ながら活字をピックアップする「文選工」、文選工がピックアップしてきた活字を並べて版にする「植字工」といったスペシャリストがこの作業を担当します。

 

1960年代には活版印刷は、「文選」「植字」を必要としないオフセット印刷の台頭により、次第に職人が減り

現在では「文選」「植字」をできる人が70歳代で、ほとんど後継者はいません。

 

プラテン印刷機で実際に活版印刷をするシーン

 

 

2. 樹脂版による活版印刷

 

今日では、上記のような伝統的な活版印刷以外に、紫外線の照射などで硬化する樹脂を用いて版をつくる凸版印刷や亜鉛板やマグネシュウム版を感光させて、現像腐食させて凸版を作成する凸版印刷が主流です。これは厳密にいうと本来の意味での活版印刷とは異なりますが、「版を紙に押し当てて印刷する」という点に違いはないことから、これも「活版印刷」に含まれるという認識が定着しています。

 

樹脂版や亜鉛版・マグネシュウム版による活版印刷は、活字を組み合わせるタイプの活版印刷と異なり、いくらでも大きな文字や複雑な図柄を表現することが可能であり、また版面がなめらかであることから塗り面が広い図柄なども均質でムラなく印刷できるといったメリットがあります。

 

 

 

2章 活版印刷の魅力

 

活版印刷
河内屋の文具ブランド「PONT-NEUF」(ポン・ヌッフ)ウィリアム・モリスのデザインの活版ノート

 

 

1. 自然発生的な凹凸の魅力

 

活版印刷には多くの魅力がありますが、その筆頭に挙げられるのが「自然な凹凸感」でしょう。版の凸部を紙にあて、圧力をかけるという活版印刷の原理から、印刷後の紙には自然なへこみが生じます。

 

もちろん、今日の印刷技術では「エンボス加工」などインキの乗った部分をへこませる、あるいは盛り上げるためのさまざまな技術が確立されています。しかし、活版印刷の凹凸は印刷の過程で自然発生した凹凸であり、意図的にこの効果を強調しない限り、凹凸はごくわずかなものです。

 

しかし、このわずかな凹凸が印刷物に勢いや力強さを与え、現在の印刷技術の主流であるオフセットや輪転機によるフラットな印刷物とは違ったさりげないニュアンスが生まれます。

 

なお、最近はこうした凹凸効果を狙って弾力性の高い厚手の紙を用いたり、あるいは印圧を正常値よりも高く設定して印刷したりという活版印刷技術も普及していますが、こうした方法は版を傷めやすく、また印刷物の均質性が保ちにくいため、伝統的な技術を重視する当時の印刷技術者はあまり好まなかったそうです。

 

 

2. 文字の重厚さと力強さ

 

活版印刷では版の凸部を紙に押し当てるため、文字のエッジにわずかにインキが盛り上がるという特性があります。このため文字の輪郭が強調され、文字に迫力が生まれます。

 

たとえば、同じ書体・同じ文字の大きさで名刺をつくっても、オフセット印刷と活版印刷とを見比べると、あきらかに活版印刷のほうが重厚で力強い印象を受けます。 このため、いまだに「名刺は活版印刷に限る」などという根強いファンが少なくありません。

 

 

3. 見直される「クラフト精神」のプレミアム性

 

上記のようなインキの盛り上がりは、場合によってはわずかな「にじみ」が生じる原因となります。また版に少しでも歪みや高低差があるとインキの濃い部分と薄い部分が生じますし、インキの盛りが均質でない場合にも同様の現象が発生します(これを「刷りムラ」といいます)。インキのつきが少なすぎる場合はカスレが生じることもあります。

 

技術者の技量や使用する印刷機の品質にも左右されますが、実際の活版印刷物ではこうした不均一性はそれほど顕著なものではありません。しかし、たとえば使用した活字の文字ごとの摩耗度の違いなど、どんなにていねいに印刷しても完璧に均一性を保つことは困難です。

 

かつて、このような不均一性は活版印刷の弱点と考えられていました。しかし今日ではこのような不均一性に対して「味わいがある」と感じる人が多いようです。

 

数ある印刷技術のなかでももっとも原始的でシンプルな活版印刷。誰の目にもわかりやすい物理原理で製作される印刷物だからこそ「手作り感」が生まれやすく、そこにプレミアム性を見いだすことも可能です。

 

 

3章 活版印刷の歴史

 

活版印刷
河内屋の文具ブランドPONT-NEUF(ポン・ヌッフ)のノート ウィリアム・モリスのデザイン「柳の枝」 活版3色

 

 

 

1. 東洋で生まれた活版印刷

「活版印刷の発明者」といえば、15世紀に活躍したヨハネス・グーテンベルクの名があまりに有名です。しかしそれはヨーロッパの歴史のお話。世界初の活版技術はどうやらそれよりはるか以前、東洋(おそらくは中国)で発明されたようです。

 

11世紀、北宋の畢昇(ひっしょう)が膠泥活字(陶製の活字)を使っており、このほかにも14世紀初頭には3万文字にも及ぶ木製の活字を組んで印刷したという王禎(おうてい)の記録が残されています。

 

ちなみに、世界に現存する、年代が確定している最古の印刷物は日本にあります。法隆寺などに保管されている「百万塔陀羅尼」がそれで、天平宝字8(764年)、称徳天皇が鎮護国家を祈念して100万巻もの陀羅尼(仏教の呪文の一種)を印刷したものの一部が現在に伝えられています。

 

木製の活字は強度があまりないため大量の印刷物には適していません。100万巻もの印刷物を刷るにはよほど多くの版を用意したか、あるいは鋳造による金属の活字がすでに当時存在していた可能性も指摘されています。

 

 

2. 日本で発達した印刷技術

 

アルファベットを使用するヨーロッパの国々では、必要とされる活字の種類は比較的少数で済みます。しかし中国や日本のように漢字を使用する文化圏では膨大な数の活字が必要となり、また長らく日本で主流であった崩し字(筆の運びにより複数の文字を続けて書く)には印刷は不向きでした。 このため、東洋ではグーテンベルクより早く活版印刷技術は使用されていたものの、あまり広く一般に普及することはなかったようです。

 

そのかわり、日本では活字ではなく一枚の板に文字や図柄を彫り込んでいく「木版印刷(凸版印刷の一種)」が普及していきます。江戸時代に隆盛した「浮世絵」も日本を代表する多色刷りの木版印刷でしたし、時代劇などで見かける「瓦版(新聞のようなもの)」も木版印刷です。

 

こうして発達していった日本の印刷技術は当時としては世界的水準に到達し、18世紀までは活版印刷が盛んだった欧米よりも出版物の部数で日本が上回っていたといわれます。 今日行われている樹脂板による活版印刷も、こうした木版印刷の伝統や系譜を継いでいるといえるでしょう。

 

 

4章 活版印刷の現在と最新技術

活版印刷

 

 

 

 

 

 

 

 

1. レタープレスブームの到来

オフセット印刷や輪転機の普及、そしてDTP(デスクトップパブリッシング=コンピューターでデザインし、ダイレクトに製版フィルムや刷版を出力したり、オンデマンド印刷機から直接印刷したりという技術)の台頭により、多くの工程や熟練技術を要する活版印刷は印刷の主流からしだいにはずれていきました。

しかし、その一方で「活版印刷の魅力」で紹介したように活版印刷が持つ「良さ」に着目する若い世代も育っています。

 

ニューヨークでは、1990年代頃からレタープレス(活版印刷)ブームが発生しました。若いデザイナーがビンテージの活版印刷機をアトリエに据え、思い思いのデザインで制作するカード類などが大人気となったのです。このブームはヨーロッパや日本にも飛び火し、活版印刷の魅力が見直される大きな契機となりました。

 

 

2. 最新の活版印刷技術・表現

 

ニューヨークでブームとなったレタープレスは、従来の活版印刷よりも意図的に凹凸感を強調したものが主流でした。もちろんそうしたニュアンスを取り入れる流れは日本にもありますが、そうした新しい活版印刷の表現と最新の印刷技術を組み合わせた、あらたな表現方法も多数開発されています。

 

たとえば、

  • 厚みのあるクッション紙に深く活字を打ち込むことで奥行き感を生む技法
  • オフセット印刷と組み合わせ、印刷物の一部分だけに活版印刷を用いることでメリハリやインパクトを産む技法
  • 金や銀といったインキを活版印刷に使うことで、箔押しとはまた違った金属感を演出する技法
  • あえて広い印刷面を活版印刷にすることでカスレ感を表現する技法
  • 羊毛紙のようなこまかな凹凸がある紙面に活版印刷をほどこすことで生まれる文字のにじみ・カスレなどでレトロ感やフワフワ感を演出する技法

などが例として挙げられるでしょう。

 

 

活版印刷の基礎知識まとめ

 

デジタル全盛の今日、多くの消費者は「大量生産の画一的な工業製品」に対して飽和感や過剰感を持っているのではないでしょうか。その反動として「手作り感」や「人の手のぬくもり」を印刷物に求めているのだとしたら、昨今の活版印刷ブームの理由がうまく説明できるような気がします。

 

しかし、目の肥えた現代の消費者はいかに手作り感があっても稚拙なもの・粗末なものには関心を示してくれないでしょう。ここで掲げた活版印刷の「ムラ」「カスレ」「にじみ」などの個性も、それが稚拙な技術や粗末な印刷設備から偶発的に生まれたものなら、じきに飽きられてしまうのではないでしょうか。

 

活版印刷ブームを根付かせ、ひとつの印刷技術として世の中に息長く定着させるためには、印刷技術者とデザイナーやクリエイター、アーティストが手を結び、あらたな技術と表現方法を並行・協調して発達させていくことが重要ではないかと思われます。

 

 

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