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記憶に、手元に、残したくなるモノを。

 

河内屋は、約150年前に東京・新橋の地に商屋として創業しました。
戦後は活版印刷の活字の母型を製造。1971年、印刷会社として新たなスタートをきりました。現在では特殊印刷に強い印刷会社として、広告代理店、グラフィックデザイナー、カメラマン、アーティスト等のクリエイティブなクライアントとともに、さまざまなひらめきをカタチにしています。
お客様とともに、これからも新たな積層の芸術を、追い求めていきたいと願っています。

 

 

活版卓上カレンダー

平成28年度 日本グラフィックサービス工業会 厚生労働大臣賞受賞

 

 ミッドセンチュリーの家具の様な佇まいの卓上カレンダー現代の活版印刷。 技法を重ねて新たな可能性を。 

今回の大臣賞受賞は  3度目の受賞になります。 1回目の受賞は13年前でした。

印刷技術そのものの評価を頂きました。その当時は CTP 化が全盛な時期で、弊社も FM スクリーンを 導入した直後で、印刷の高品質化に取り組んでいた時の受賞でした。  

2回目の受賞は3年前で、受賞作品は小口に天金加工を施し、外見的にはシルバーのボックスに見える PUR製本のキューブ型写真集の冊子です。この作品は特殊印刷に特化し

て取り組んできた提案型の印刷ディレクションが評価された作品だと思っております。

そして今回の受賞した作品が活版印刷の卓上カレンダーです。

クライアントであるデジタルガレージさまからの依頼で今回のカレンダーを担当させ頂きました。カレンダー本体はコースター原紙の特Aクッション1ミリ厚の用紙に活版印刷で

強圧デボス印刷しました。

活版印刷は紙にインクを凸版で押しあてるため、文字の周囲にインクがわずかに盛り上がり、文字が力強くエッジが際立つという特徴があります。これは特に文字の存在感を主張したいときに有効です。
また、活版を紙に押し当てる際の圧力の加減によって文字に凹みをつけること(デボス加工)も可能です。クッション紙でデボスを強調したり、凹み具合に変化をつけて紙の柔らかさを表現することもできます。版の圧力によって自然に生まれる立体感にはエンボス加工などとは異なった自然な風合いがあり、印刷物にプレミア感が備わります

現在の印刷技術は非常に高繊細化されています。しかし個性や味わいといった人間的な感覚に訴えるには、人の手のぬくもりを伝える活版印刷に勝るものはありません。

 カレンダーの台紙はデスクに置いても、絵になるカレンダーにしたかったので

「ミッドセンチュリースタイルのインテリア」のような佇まいを目指して、デジタルガレージのアートディレクターさん達と試作を繰り返しました。

出来上がった作品は本体はコットンペーパーの様な温かみのある紙で力強いデボス印刷

台紙はOKACカード黒に両面マットPP加工にシルバーの箔でロゴを箔押加工することで

とてもモダンな仕上がりになりました。

 

キューブ型写真集

平成25年度 日本グラフィックサービス工業会 厚生労働大臣賞受賞

 

  クライントである建築デザイン事務所のフィルードフォーデザイン様からのご依頼で作成した冊子です。当初はこのような冊子の作成ではなく通常のB5判の中綴じ冊子に抜き加工などをを検討していました。打合せの中から、冊子自体を建築材の様にみたてて、そこからオブジェを作成し、そのオブジェの冊子を作品展に来場された方々に配り、その情報が拡散して行くようなイメージを形にできないかと相談されました。
クライアントの持つイメージが銀の塊だったので表紙に蒸着紙 小口に天金加工を施しました。情報の拡散のイメージで360度展開可能なPUR製本をとりいれました。一見すると、銀のボックス見えますが、200p超える写真集です。
情報媒体としてはインターネットに主役を受け渡した紙媒体ですが、紙の持つ風合い、質感と、印刷製本の技法で情報媒体としての紙の存在意義を改めて認識できた作品です。

 

 

全米林産物協会冊子

平成15年度 日本グラフィックサービス工業会 経済産業大臣賞受賞

 

平成15年に日本グラフィックサービス工業会作品展・宣伝印刷部門において、経済産業大臣賞を受賞。

色調や階調の再現性、見開きページの色調整など、当社の印刷オペレーターの仕事が高く評価されました。

これからも印刷物の品質向上にこだわり続けます。

 

最新技術をいち早く導入

 

技術革新の相次ぐ流れの中で、平成13年にフィルムを使わずデータから直接製版を行うCTPシステムを導入。港区でも数台しか普及していない時期からいち早くデジタルデータを手掛け、ノウハウを蓄積してまいりました。

平成20年にはプライバシーマークを取得いたしました。移り変わってゆく世の中の状況に柔軟に対応し、質の高いサービスを提供し続けていきたいと思います。

 

未来を見つめた取り組み

 

近年自然環境の悪化による様々な問題により、従来の産業も素材などの見直しを余儀なくされています。当社ではベジタブルインキを標準インキとして使用、印刷用水の循環システムの導入など、未来を見つめた取り組みを続けております。製造業がコストなどの面から国外へ流出していく中で、日本の文化を陰から支え続けてきた印刷加工技術を、将来に向けて担うような存在でありたいと日々精進しております。

わずか17名あまりの社員ですが、データ作成から印刷、製本、加工にいたるまで新橋社屋にて一貫体制で行っております。これからも地域社会とのつながりを大切にし、いたずらに巨大化することなく地道な歩みを続けて行きたいと思います。

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